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人は歩ける距離のなかにある風景のうちに住んでいる / 加藤真史

  • 人は歩ける距離のなかにある風景のうちに住んでいる / Masashi Kato
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人は歩ける距離のなかにある風景のうちに住んでいる

Artist painter

加藤真史

Masashi Kato

2017.04.13(木)〜2017.04.23(日)

12:00 - 19:00 *17(月)・18(火)は休廊

現在の都市風景はほとんど資本の要請によって構成されている。
そんな都市の中の要請をかいくぐった物体に価値を見出したのが例えば路上観察学会であったが、現在少なくとも私にとって都市風景は(多かれ少なかれ)資本の徴と分かちがたいように見える。
一方、現在の都市風景はイメージとも不可分である。
例えばイヤフォンをつけて外を歩くと視界はYouTUBEの投稿動画のようにも見える。
それ以前に、月面や深海など私は行ったことがなくてもイメージとして知っている。
またアニメファンの「聖地巡礼」の対象となる、実在する土地をもとにしたアニメの背景は風景への視点を改編する。
さらに別のベクトルから見れば、自分が日常的に通る道が放射線のホットスポットでないとも限らない。
これらの都市風景の重層性を表すことはできないかと、私は試みている。