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十年 / 柴田のりよし

  • 十年 / Noriyoshi Shibata
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十年
Ten years

Photographer

柴田のりよし

Noriyoshi Shibata

2021.03.10(水)〜2021.03.15(月)

11:00 - 19:00 (初日は14:00から、最終日は17:00まで)*会期中無休

震災から1ヶ月余りが過ぎた被災地。

ニュースで現地の映像は見ていたが、いざ現場に立つと、悪夢のような光景を前に呆然としたのを覚えている。いや、本当は立ちすくしたのは一瞬で、その後は無心で泥の中に入り撮影していた。

表札がついた門柱やピアノが瓦礫となっている脇には、津波で打上がった巨大な船が横たわる。人の姿は見えず、匂いも無く、ただただ静寂が拡がっていた。

津波に洗われ、多くの人命が失われた悲しい土地にも関わらず、澄んだ夜空には星が綺麗に瞬いていた。星空の美しさと地上の瓦礫のアンバランスに、人間が抗えない大自然の非情さを感じた。

まだご遺体の捜索が行われていた当時、私の写真自体が不謹慎で被災者を不快にさせると思い、長く発表は控えていた。

三陸海岸はこれまでも度々大地震に見舞われてきた。震災から10年目を迎え、次世代への伝承が大事と思うようになり、3度にわたり撮影した当時の写真を展示することにした。