フラッシュバック シグナル / 藤井千賀子

今回は私が得意とする作風、柿渋と膠（にかわ）で土台を作り、墨をメインに筆のタッチを大胆に生かした作品を展示します。
フランスから帰国した雨の降る夜、タクシーの中から見た家の近くの見慣れた信号機の光がとても幻想的に見えました。
まだ脳裏に異国の風景が残っていたからでしょうか、その思い出と共にその時に感じた情景を形にしたいと描きました。
その他、彫金や七宝焼のアクセサリーなども展示いたします。皆さまのお越しをお待ちしております。

【藤井千賀子 プロフィール】
1939年大阪生まれ。二人の娘が続けて嵯峨美術短期大学を卒業したのをきっかけに、自分もアートの世界に触れてみたいという願望が沸き、44才の時に嵯峨美術短期大学への入学を決意。染織科で染めと織を学ぶ。
卒業後は絵画の創作活動、彫金や七宝焼のアクセサリー製作などを80才を過ぎた現在も続けている。
年に一度はフランスに渡り、生のアートに触れ、創作のイメージを膨らませている。

【過去の出展】
1961年　ナルミヤ戎橋画廊 大阪（二人展）
1988年　ギャラリー射手座 京都（個展）
2000年　ギャラリー三条祇園 京都（グループ展）
2010年　GALLERYRELLAG 京都（グループ展）
2012年　ギャラリーマロニエ 京都（グループ展）
2012年　嶋屋画廊 京都（グループ展）
2023年　知恩院 ギャラリー和順 京都（三人展）
※その他、書道芸術院展、アートスペース嵯峨　等