I was here. / 直希

『I was here.』は、写真家 直希による第二回目の地域密着型写真展。
地域密着型写真展とは、その土地に長期間滞在し、生活し、交流し、そこで培われた感性をもとに
その土地で撮った写真をその土地の人たちのみに向けて展示する活動。
第二回目の舞台は東京都。直希は約一年間の東京生活を通して、「記憶蘇生装置」としての写真の在り方を認識する。
長い歴史時間の中で、今というほんの一瞬。運命的に出会った環境や人との関わりの中で、自分はたしかに「そこにいた」ということ。
それは奇跡なのか。はたまた選択の結果の必然なのか。
刻一刻と変化、消滅、創造される一瞬を、写真という表現で永遠に保存する。
一年間(2021年4月〜2022年4月)の東京生活を通して出会った人たちや景色と、そこで起きた出来事を小説風の日記とともに展示している。