交点 / 岩森咲季 / 翁 素曼 / 木下華穂 / 八木沢靖子

「交点」。
それは数学で、線と線が交わった一点の意味。
線をこれから歩むアーティスト活動として考え、今回の展示を全員共通の通過点として捉えた時、我々と展示空間を結ぶキーポイントである作品はどのような役割を担っているのでしょうか。
これから四人の若手作家たちはその活動の線を伸ばし、どこかで重なることもあれば遠く遠く離れていくこともあるでしょう。
星の放射線のようにも見える四つの線が交わるとき、大きな光を放つよう願いを込めて。
……
鉄、木、漆、陶、樹脂とそれぞれ取り扱う素材や表現が異なる作家達が、一つの空間の創出を試みます。作品が織りなす展示空間と、目まぐるしく過ぎ行く日常。

道行くあなたの心にも何かが交わる、そんな展示になりますように。