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Aleppo / 加藤智津子

  • Aleppo / Chizuko Kato
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Syria
アレッポ – 失われたもの

Photographer

加藤智津子

Chizuko Kato

2016.10.19(水)〜2016.10.24(月)

11:00 - 19:00 (最終日は17:00まで)*会期中無休

Syria アレッポ、ハラブ(Halab):光りさすスーク、古いたたずまいの街
「これは悪い夢ではないだろうか」、
アレッポの惨状をわかってはいても、認めたくないと思うときがあります。シリア、アレッポを初めて訪れたのは1993年、伝統的なスーク(市場)の調査、研究に同伴したのが最初でした。それ以降、2011年まで頻繁に通いました。
アレッポはアラビア語では「ハラブ(Halab)」、アブラハムが貧しい人たちにふるまった乳(ハリーブ)に由来していますが、さらに歴史を遡った古い時代から商業都市として栄えてきました。
そんなアレッポは、食生活はとても豊かでした。物価も安く、物乞いもいませんでした。人々は勤勉で知的でとても親切でした。
そのアレッポが廃墟のごとく変り果てるとは、いったい誰が想像できたでしょうか。
まるで劇場のような光りさすスーク、古いたたずまいの街。その陰影と色彩。スークのある旧市街・メディーネと、キリスト教地区・ジュダイデをメーンに、失われてしまったアレッポ、ハラブを展示します。